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FtMのホルモン考察

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 FtMが受けるホルモン治療で、使用される頻度が高いのが、テストステロン系のホルモン治療薬で、製品名としては「エナルモンデポー]です。これは、米国やその他諸外国で

のFtMのホルモン治療にも多用される薬品で、世界の多くのFtMはこのホルモン薬を投与を受けているといってもいいでしょう。これは、内臓系に当てる副作用が比較的少ないという理由で多用されていると思いますが、日本人の場合、副作用としては、肌が荒れる、にきびが全身にできる、脂性になる、睡眠不足になるなど、日常的な生活に関わる副作用が出ることが多いようです。病院にて多くのFTMさんをみますと、ほぼ全員がにきびに悩んでいるようです。にきばは顔はもちろん、背中、足全体、腕などに渡ります。特に、掻き壊したニキビ痕が痛々しいほどです。
その点、非常に効果的なメリットは、声が低くなる、ヒゲが生える、体毛が濃くなる、といった見た目のことです。ここで注意したいのは、オトコも身だしなみ、スマートな時代ですから、体臭を抑える工夫、脂性を改善する工夫、ニキビ痕を残さない工夫が必要です。体臭を抑える、脂性を改善することは、ホルモン治療をやめない限りは、根本的な解決にはなりませんが、治療を受けている間、つまり子宮・卵巣を摘出するまでの数年間は、効果のある製品を使い込んで、抑えてみてください。ニキビ痕は、できたニキビの痒みを抑える軟膏を使う、かかない、夜寝るときは手袋をする、など工夫してみるといいでしょう。子宮・卵巣摘出を終えれば、あとはホルモン投与の量は減りますので、ニキビが今までのように出ることもないです。ホルモン投与の量が減っても、獲得した声の低さ、ヒゲ、体毛は維持できますが、同時にニキビ痕までおまけについてくることになりますので、そこだけは、残さないように、治療中に上手にケアしたいものです。

ホルモン治療のウソ、ホント!?

 ホルモン治療に対する誤解や情報錯そうがインターネットなどに見られますので、ここでひとつ整理してみたいと思います。ただしこのページの情報だけにも頼らず、ホルモン治療を担当してくださる先生にも直接疑問点は聞いて、明解にしましょう。

1.投与後、即効で効果がある。
2.身長が男性なみになる。
3.陰核が肥大化してミニペニスになる。
4.投与量が多いほど、効果が早い。
5.一般男性と同じような体毛になる。
6.ハゲる。
7.性格がキツくなる。


<<1.投与後に、即効で効果がある。 の考察>> 
15歳以下に投与を始めた場合は、効果が高いとされています。成長期ですから、この時期にはじめると男性化も顕著になります。
とはいっても、15歳以下で、ホルモン治療をはじめることはできないと思いますので、一般的に言えば、生理はすぐにとまります。
そして、ヒゲ、声が低くなる、ニキビが出る。などは個人差がありますが6ヶ月以上で効果が見られます。(一般的に)
ただし、ヒゲが揃って生える、体毛が全身濃くなる、といったような安定状態になるには、最低1年はかかるとされていますので、
即効、というわけにはいかないようです。


<<2.身長が男性並みになる。 の考察>> 
男性も背の高い人、低い人いますから、その点で論じるのはやめまして、ホルモン治療前の身体である時点から
ホルモン治療を開始することで、比較して身長が高くなるかという考察ですが、残念ながら、無理のようです。
発育時期がすぎてますから、ホルモンで刺激しても時期が遅いということでしょう。ちなみに、身長も
15歳以下の発育時期にホルモン治療を開始すると、しない場合とでは比較すると身長が高くなる傾向があるようです。
が、医学的な相関関係は実証されてません。 もっと、多くのケースがないと確証は取りづらいということでしょうか。


<<3.陰核が肥大化してミニペニスになる。 の考察>> 
本当なら、陰茎形成手術なんていらなくて、 ラクなんですけど、これも難しい。
ただし、これも発育時期に継続的に投与を受けることで、陰核が肥大化することはわかっています。
日本の医師が、15歳以下の時点でGID診断、ガイドラインに基づき、ホルモン治療をすることはありえませんし、
ご本人も確証が取れない時期でもあることでしょうから、やっぱり、現実味は薄いですけど、可能性があるなら、
発育時期に投与し、ミニペニスで5cm以上はおおむね確保できるようですから、立ちションの夢はかないそうです。
ちなみに、ミニペニス手術は必要ですよ。


<<4.投与量が多いほど、効果が高い。 の考察>> 
初期治療においては、完全に違いが出ます。少量を多回数、大量を定期的、といった投与を初期段階で続けると
やっていない人と比較すると、体毛、ニキビ、声の低さなどに変化が見られます。
が、結果、1年、2年の継続治療の後の比較では、両者に違いはあまり見られません。
投与量の多さよりも個人差ではないかと、いうくらいの差を感じるくらいですから、
副作用と健康被害を考えると、担当してくださる先生の指導に基づき、投与を受けたほうがいいでしょうね。


<<5.一般男性と同じような体毛になる。 の考察>> 
一般男性も個人差がありますから、回答は難しいので、やはりこれも、
「ホルモン治療前の時代と比べてどうか」、という考察に絞りますが、これは、劇的な変化でしょう。
もちろん、個人差により体毛の薄い人、濃い人はいますが、薄い人も薄いなりに、濃い人は濃いなりに
今までとは違う体毛を感じることができます。ですので、解釈は少しずれますが、個人差は考えないことに
すれば、以前の自分との差は感じることはできるでしょう。


<<6.ハゲる。 の考察>> 
実際のところ、まだ男性ホルモンが頭髪の後退と抜け毛にどのくらい影響があるのか、相対関係は
実証されていませんので、明解な回答はできません。ただし、ホルモンの量とは関係がないことはわかっています。
ですから、将来、髪の毛が薄くなることはあるでしょうが、男性ホルモンがどのくらい影響しているかまでは
わかっていません。


<<7.性格がキツくなる。 の考察>> 
ホルモン投与により性格が変わることはありません。しかし、ホルモンバランスと生活状況の変化が、ココロに影響し、
以前より男らしくなる、仕事に対する責任感、異性に関する責任感などが実際のホルモンの効果(ヒゲ、体毛、声が低くなる)
などに比例し、キツくなることはあるようです。特に、ホルモン投与の効果が薄れてきた時期や投与をやめたりすると、急に
調子が出なくなったりすることがあります。そして、ホルモン投与にはモチベーションを高める効果があることがわかっています。
投与をやめると調子が出なくなったり、やる気がなくなるのはそのためでしょう。テストステロン系ホルモン薬はうつ病治療にも
用いられますので、その効果が、性格がキツくなる、自分のやる気と周りの状況を比べて、周りがだらしない、覇気がないと
感じて、イライラすることもあるでしょう。身体の変化、ホルモンバランス、こう状の効能、環境のギャップ、これらが総合的に
交わって、キツくなってくることがあるでしょう。が、全員が全員ではないので、これも通説の一種でことさら取り上げることも
ないと言えるでしょう。


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